こんにちは。
心理士の中村です。
だんだんと2024年の終わりが見えてきました。
夏が長く、秋があっという間に過ぎ去った年でしたね。
突然の気温差に体調を崩してしまった方も多いのではないでしょうか。
冬になるとなんとなく気分が沈む…寝ても寝ても眠い…。
寒くなったから仕方ない、と思っていませんか?
実は、これらの症状は『冬季うつ』が原因かもしれません。
冬季うつとは?
『冬季うつ』とは、秋から冬にかけて憂鬱な気分や体調の変化が起こる事を指します。
一般的な『うつ』は食欲が減ったり、なかなか眠れなくなったりするのに対し、『冬季うつ』は食欲が増えやすい、どれだけ寝ても眠たいといった症状の違いがあります。
実は原因は寒さではなく、日照時間にあると考えられています。
冬は夏に比べて日の光に当たる時間がどうしても減ってしまいます。
そのため、日光を浴びると脳内に発生するセロトニン(幸せホルモン)の量が少なくなり、結果として、抑うつな気分を引き起こしやすくなってしまうのです。
じゃあどのような対策をすればいいの?とお困りの方に向けて、手軽にできる方法をいくつかご紹介いたします。
① 日光浴をしましょう
意識して積極的に光を浴びるようにしましょう。
と言っても散歩をするには寒くて辛い季節です。
お家の中で最も日当たりのいい場所で、ストレッチなど身体を軽く動かす事がお勧めです。
② 体内時計を整えましょう
冬は外に出る機会も減り、日光に当たる時間も少なくなることから、体内時計が乱れやすいと言われています。
体内時計のリズムが乱れると、夜になってもなかなか眠れない、朝になってもなかなか起きられないといった症状が出やすくなります。
起きる時間を毎日一定にすることで、そういった乱れを修正することができます。
規則正しい生活を夏以上に心がけましょう。
まだまだ冬は始まったばかり。
憂鬱な気持ちに飲み込まれないよう、心も身体も健やかに過ごしていきましょう。
ご自身の体調を責める前に、一度当院にご相談くださいませ。