
運動や資格の勉強、ダイエットなど、身体の健康や自分の将来のための習慣にしたいのに、なかなか続けられない、といった経験はありませんか?
「気分が落ち込んでいるから運動をしようと思っていたのに続けられない。だからさらに落ち込む」という悪循環になってしまう方もいらっしゃるかもしれません。
でもそれは、あなたの意志が弱いわけでもやる気がないからでもありません。
理由は“考え方”にあるのです。
継続できない原因は「考え方」にある
例えば、毎日やると決めた運動ができなかった日、皆さんはどのように考えますか?
「今日はいつもより疲れていたから仕方ない。明日から頑張ろう!」という考えもあれば、「1日サボってしまった…もう意味がない、やっぱり自分はダメだ…」という考えもあります。
ネガティブかつ極端な考え方をお持ちの場合、やる気が出にくく、習慣化することが難しい傾向にあります。
そのため、継続のためには“考え方”を見直すことが重要になります。
これは『認知行動療法(CBT)』という心理学的なアプローチに基づいています。
継続を実現するための3つのポイント
習慣化を成功させるためのポイントは3つあります。
ぜひ実践してみてください。
【ポイント①】目標をできる限り小さくする
真面目な方ほど、「毎日1時間走る」「腹筋を100回」など、目標を大きく立てがちです。
しかし、かなり頑張らないと実現できない目標は続けることが難しいです。
まずは、どんなに疲れていてもできる量を設定しましょう。
元々習慣がない方は、はじめは腹筋1回くらいで構いません。
「こんなの続けても意味ない」と思うかもしれませんが、大切なのは完璧さではなく、毎日続けることです。
【ポイント②】続けられない原因を探す
どんなに気合をいれていても、必ず何かしらの理由でできない日が出てくるはずです。
その時は、「どうしてできなかったのか」を分析してみましょう。
例えば、「毎月の初週は業務が多忙で時間が割けない」「家に帰ってからだと疲れ切ってやる気が起きない」など、原因はどこかにあるはずです。
原因が見つかったら、取り組む時間や場所を変えてみましょう。
「家に帰ってから」ではなく、「家を出る前や昼休み中」に取り組むようにしてみる、といった具合です。
ご自身の中でしっくりくる取り組み方を探しましょう。
【ポイント③】ネガティブな考え方に気が付く
「こんなのやっても意味がない…」「1日サボったからもうダメ…」といったネガティブで極端な考え方が頭をよぎることがあるかもしれません。
そんな時は、「本当にそうかな?」「確かにサボっちゃったけど、明日からまた続ければいいじゃん!」と、自分自身の考え方にツッコミを入れるような取り組み方ができると、意欲の低下を防ぐことができます。
一人で継続が難しいと感じたら
ご自身で上記に取り組める方は問題ありませんが、「自分がネガティブで極端な考え方をしている自覚がない」という方は難しく感じてしまうかもしれません。
頑張ろうと思ってもやる気や意欲が湧かない方は、ぜひココカラハートクリニックにご相談ください。
カウンセリングでは、あなたの考え方の傾向について一緒に取り組み、継続できるためのサポートをすることができますよ。
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ひとつの場所で心と体をトータルサポートできるのが強みです。
この記事を書いた人
ココカラハートクリニック 臨床心理士
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