会社でストレスチェックを受検したBさん。
数か月後、職場から結果が返却されました
なんと!!心身のストレス反応、特に「不安感」、「抑うつ感」が高い値となっていました。
「でも、このストレスチェックってどうやって活かせばいいんだろう・・・?」
受検した頃は大きなプロジェクトを抱えて、日々大きな負担を抱えていました。
「本当にあの時は大変だったな・・・課長も同僚もピリピリしていたから相談できなくて、辛かったんだよね。自分の気も張りつめてて落ち着かないし、家に帰るともう何もかもめんどくさくて、、休日は寝てばかり。あぁ、仕事も集中できなかったんだよな・・・」
そして、Bさんは日頃の自分の体と心の状態を振り返ります。
「あの頃からずっと、肩や腰が痛くて、疲労感がぬけない・・・最近、朝もすっきり目覚めた事ってあったかな?夜も寝ようと思っても寝られないんだよね。そうそう、時々仕事量が増えると胃が痛くなる・・・。」
自分の心と体の異変に気づいたBさんは、この時はじめて病院への受診を考えたのです。
~後日~
医師「胃の痛み、疲労感の持続。熟眠感のなさ、入眠困難感・・・睡眠障害もあるようですし・・・仕事の負荷や量で、状態の変動も見られる・・れっきとした症状ですよ。早めに気づいて受診されてよかったです。ストレスチェックをしっかりと確認されたBさんの適切な判断の結果ですね。」
Bさん「そうだったんですね!早く受診してよかった。」
Bさんは漢方を中心に処方が開始されました。
会社は休職することなく、その後症状は徐々に改善傾向になってきています。
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そろそろストレスチェックを実施する会社が多いシーズンになってきました。
ストレスチェックが返却され、結果に驚かれる方も、その結果をどのように扱ってよいか困惑される方も多いと思います。
ストレスチェックの「高ストレス者」に該当されない方でも、Bさんのように症状が出現されている方もいらっしゃいます。
そのままにしておくと、症状が悪化し、休職などとなってしまう方もいます。
ストレスチェックの結果を基に、日ごろの身体で気なる事がある場合、「大丈夫」と自己判断せずに、一度医療機関を受診されてはいかがでしょうか?