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職場でのメンタルヘルス

こんにちは、臨床心理士の佐原です。

 

今回は職場でのメンタルヘルスについて書いていきたいと思います。

 

どんな職場にも多かれ少なかれストレスはかかってくるかと思います。残業やプレッシャーのかかる業務、人間関係での消耗など様々な出来事がストレスの要因になることがあります。心の健康は目に見えづらいので、どうなったら危険信号なのか、病院受診のタイミングは?といった情報や、ストレス対処法をお伝えします。

 

過剰なストレスがかかった時の心と身体

睡眠への影響

眠れなくなる、途中で起きてしまう、眠りすぎてしまうなど睡眠への影響が現れます。

食事への影響

食事がおいしくない、のどが詰まる感じがして入っていかない、食べていないと落ち着かないなどの食生活への影響が現れます。それに伴い急激な体重の増減があるかもしれません。

心への影響

朝起きたときに気持ちが沈んでいて何もしたくないと感じる。楽しいと感じていたことを楽しめなくなってしまうなどの影響が出るかもしれません。

身体への影響

だるくて起き上がれない、涙が出てくる、頭痛や腹痛など、ストレスは身体症状にも影響を及ぼします。

 

医療受診について

こんな症状で受診してもいいのかな?と心療内科や精神科はハードルが高く感じるかもしれません。しかし、心のプロに話を聴いてもらうことで自分の状態を客観的に診てもらうことは大切です。医療機関で「あなたは大丈夫です」と言われたらそれだけで安心して心が軽くなることもあります。

上記①のような症状で日常生活が脅かされている感じたら受診してみることをお勧めします。

 

ストレスを感じたときの発散方法について

自分が「したいこと」をする時間を作る。

疲れている時は思いっきり眠ってもいいかもしれません。好きな音楽に浸ってみたり、漫画を読んでもいいですね。「しなければならないこと」から解放されて、ほんの少し時間だけでも、その時の自分の「したいこと」に目をむけてあげてください。

自分の気持ちを聴いてもらう。

「言ってもわかってもらえない」「解決できる問題じゃない」と思って人に悩みを話せないでいませんか?人間は機械と違って解決策が出なくても相手と気持ちを共有するだけでスッキリするものです。「わかるよ」「頑張っているね」と言ってもらえるだけで軽くなるのです。自分の信頼できる人に思い切って話を聴いてもらってください。アドバイスが欲しいのか、気もちを聴いてほしいのか、話をする前に相手に言っておくといいかもしれません。

ストレスから距離を取る方法を考える。

悩ませている要因は何でしょう?環境を少しだけ変えるとしたらどんなことができるだろうかと考えてみてください。苦手な人が見えないように机の物を置き直す、この仕事が終わったらアイスを食べる!このような小さい事でいいと思います。緊張感がふっと緩む時間を大切にしてください。