高山病外来
高山病(high altitude illness)とは一般的には2500mを超える高所になると、低酸素により頭痛などの身体症状が現れることをいいます。
HAPEと呼ばれる肺水腫や、脳浮腫(HACE)が起こると、場合によって命にかかわってくることもあります。
高山病自体は国際的にはレイクルイーズスコアによって
頭痛、
消化器症状、
めまい・ふらつき、
疲労、脱力、
睡眠障害、
の5項目を点数化し、高山病の評価を行います。

一般的な対処法は①休息・安静、②酸素投与ですが、一番は下山することです。
また、予防法の一番はゆっくりと時間、日程をとり高所に登る(高所順応)ですが、
限られた日程やいきなり3000mの高所にある空港に着陸する南米のツアーなど現状ではこれらの方法は困難です。
その場合は薬剤:アセタゾラミド(ダイアモックス)の予防投与を行う場合があります。
アセタゾラミドの有効性はいくつかのスタディで証明されています。(副作用は軽度の知覚障害や頻尿)
当院でもアセタゾラミド(ダイアモックス)の予防投与は『高山病外来』にて対応しています。
お気軽にご相談ください。
初診料/再診料+薬剤費(院外処方)