こんにちは。
ココカラハートクリニック心理士の佐原です。
今回は、考え方の癖についてお知らせしようと思います。
同じ出来事が起こっても、
すぐに切り替える人と落ち込んでしまう人がいますよね。
この違いって何なのでしょうか?
たとえば・・・
出来事は同じでも、考え方で気分が変わることがわかりますよね。
この真ん中の吹き出し部分に個人差があり、考え方の癖の部分です。
考え方が極端に偏っていることを心理学では「認知のゆがみ」と言い、
認知行動療法というカウンセリングの技法では、
この「認知のゆがみ」に気づいて、
考え方を柔軟にしていく練習をしていきます。
認知のゆがみには以下の10個のパターンがあります。
①全か無か思考
物事に白黒つけたがる。
②一般化のし過ぎ
一度起こった悪い出来事が、その後もその結果しか起こらないという思い込み。
③心のフィルター
物事のネガティブな面ばかりを見る状態。
④マイナス化思考
ポジティブな面を見ずに、ネガティブに変換して考える。
⑤結論の飛躍
事実とは異なる悲観的な結論を考えてしまう。
⑥拡大解釈と過小評価
悪いことが起こると大きく考え、良いことは見逃してしまう。
⑦感情的決めつけ
自分の気分の良し悪しで物事の判断基準が変わる。
⑧すべき思考
「~すべき」「~しなければならない」と考える思考パターン。
⑨レッテル貼り
相手の一部だけを見て、その人の価値を決めてしまう。
⑩個人化
実際自分に責任がなくても、悪いことが起きた時に自分の責任だと思ってしまう。
落ち込むことが多い時、怒れてくることが多い時、
ご自身の考え方認知のゆがみが起こっていないか
チェックしてみると良いかもしれません。