このようなことで
悩んでいませんか?
「何となくやる気がでない」、気分が落ち込んで、意欲・やる気がでない」、「頭の中で考えがぐるぐるして、まとまらない」、
「寝ているのに眠った気がしない」、「熟睡感がない」、「疲れがとれない」、
「今まで好きだった趣味が楽しくなくなってしまった」、「休みの日は外出よりも、家で寝ていたい」、
「身だしなみ・おしゃれに関心がなくなってしまった」このような症状があったら、「うつ病」かもしれません。
うつ病では主に下記のような症状があらわれます。
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精神面の症状
- ゆううつな気分
- 訳もなく悲しい・寂しい・
むなしいといった気持ちになる - 何事も悪い方向に考えてしまう
- やる気がなくなる
- おっくうになる
- イライラしたり、集中力が続かない
- 興味や関心がなくなる
- 死にたいと感じる
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身体の症状
- 身体がだるい
- 頭痛、頭が重い
- 手足のしびれ
- 性欲が減っている
- 肩こり
- めまい
- 不眠
- 便秘
- 食欲がない
- 身体の痛み
※当てはまるものがあればうつ病やうつ状態の可能性が高いです。
気になる、当てはまると思うものがある場合は、一度心療内科を受診されることをおすすめします。
うつ病は誰にとっても
身近な病気です
上にあるように、うつ病は心と体に症状が現れ、
それが時期的なものではなく2週間以上続いてしまう病気です。
うつ病では、こうした不調が原因で日常生活に支障が出てしまいます。
一生のうちで1回はうつ病にかかる人の割合は約1~8%と言われ、誰にとっても身近な病気です。
特に新型コロナウイルス感染症の流行以来、仕事がなくなった、
生活が苦しくなった、病気や世間が怖くなった、楽しみが減った、人と会わなくなった、
といった悩みを抱える方が増え、その結果としてうつ病にかかる人も増えています。
心が弱いからうつ病になるのではありません
うつ病の患者さんでは、日常生活や心境、体調の変化などが原因で、心身のバランスを保つ作用のある脳内の物質
(セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンなど)が減ってしまっていると考えられています。
これは生きていれば誰にでも起こる可能性があります。
ですので、うつ病は心の弱さが原因で起こるものではありませんし、気力で治るものでもありません。
うつ病は早くに発見することが
とても重要な病気です
うつ病は、しっかりと医師の診察と適切な治療を受ければ治すことができる病気です。
ただ、これも全て早いうちに治療を始めれば、という前提があります。
また治療が遅くなれば、症状が進行して、仕事や日常生活にも影響することが多くなりますし、
治療にも時間がかかってしまいます。
逆に、もし早くに治療することができれば、薬も少なくてすみますし、よりよい日常生活を早く取り戻すことができます。
また、落ち込んだ気分や元気がないという点でうつ病と似ている病気は、男性更年期障害、不安障害、双極性障害など多くあります。
症状は似ていても、自分がかかっている本当の病気をしっかりと診断してもらい治療することが重要です。
うつ病はクリニックで
診断ができます
うつ病は、抑うつの気分があるか、物事への興味が減っているか、体重や食欲の変化が激しいか、
眠れないまたは寝過ぎてしまうか、集中力や決断力がなくなっているか、などの変化が
どのような経過でどれくらい続いているかチェックします。
また、こうした状態によって体調が悪い、仕事や生活に支障があることや、ほかの病気でないことも確認し、正確に診断します。