このような症状があったら、
「統合失調症(とうごうしっちょうしょう)」かもしれません
統合失調症の主な症状としては次のようなものがあります。
- >誰かに悪口を言われている気がする。
- >誰かに命令されていると感じる。
- >誰かから危害を加えられている、危害を加えられるのではないかと感じる。
- >自分の後をつけられていると感じる。
- >監視(かんし)されていると感じる。
- >盗聴(とうちょう)されていると感じる。
- >自分の頭で考えていることが、他の人の声として聞こえてくる。
- >考えが混乱し、考え方にまとまりがなくなっている。
- >自分からすすんで何かしようとする気がなくなっている。
下痢や便秘が代表的な症状ですが、ほかに以下の症状が現れることがあります。
- >不眠
- >不安感、抑うつ気分
- >頭痛
- >疲れやすい
- >食欲がない
- >吐き気、嘔吐
統合失調症は
幻聴や妄想が現れる病気です
統合失調症では、主に「陽性症状」「陰性症状」「認知障害」という症状が現れます。
陽性症状は上記の症状のような幻覚・妄想などがあります。
陰性症状は消耗期・回復期に起こる「引きこもりや」「表情が乏しくなるなど」慢性の症状です。
認知障害は「話しを理解できない」「気持ちや考えが集中できない」などの知覚・記憶・注意・実行などの脳機能における障害です。
日本人の約100人に1人が統合失調症にかかっていると言われ、珍しい病気ではありません。一般的には、20代などの若い年齢で症状が現れることが比較的多く、高齢になってから症状が現れることは比較的少ない病気です。
統合失調症はクリニックで
診断と治療ができます
●統合失調症の検査・診断
統合失調症は、症状などの様子を聞いた上で時間をかけて診断します。ご本人のほかにご家族や周囲の方のお話をお伺いすることもあります。
●統合失調症の治療
統合失調症の治療の基本は薬です。専用の薬を飲むことで症状を抑えることができます。
最初は症状を抑えるために薬をしっかりと服用していただき、症状が安定してきた段階で薬の量を調整していきます。
ココカラハートクリニックでは、患者様一人ひとりにあった薬の量を処方しますので、クリニックにて相談をして決めていきます。 また、少しずつ社会活動に復帰していただくために、デイケアや共同作業所のご紹介なども行う場合があります。
気になる症状がある方はクリニックへ!
現在は、統合失調症は新しい薬や治療法の開発も進んでおり、長期的な回復も期待できるようになっています。怖い病気ではありません。気になる症状、上の項目に当てはまると思うものがある場合は、一度クリニックへ相談してみましょう。