このような症状があったら、
「過敏性腸症候群」かもしれません
過敏性腸症候群の主な症状としては次のようなものがあります。
- >下痢や便秘を繰り返す
下痢や便秘が代表的な症状ですが、ほかに以下の症状が現れることがあります。
- >不眠
- >不安感、抑うつ気分
- >頭痛
- >疲れやすい
- >食欲がない
- >吐き気、嘔吐
過敏性腸症候群はストレスが
原因で下痢や便秘をくり返す病気です
過敏性腸症候群(Irritable Bowel Syndrome;IBS)は、血液検査や内視鏡検査では異常が見つからないのに、下痢や便秘などのおなかの異常や、それにともなってお腹の痛みや不快感が日常的になってしまう病気です。
過敏性腸症候群は普通の腹痛と違い、試験前や大きな会議などの直前やその最中に起こります。つまり、心の問題(会社や学校に行くなどの義務を果たすことが辛くなっているなど)を抱えている場合が多いと考えられています。そのため、症状を抑えることももちろん大切ですが、症状の根っこにあるストレスを無くしたり軽くすることでお腹の改善につながります。
過敏性腸症候群はクリニックで
診断と治療ができます
●過敏性腸症候群の検査・診断
過敏性腸症候群は、ひと月にお腹の痛みや不快感がくり返し起こる回数や、それが何か月続いているか、症状と便の様子などをチェックします。また、過敏性腸症候群と確定させるには、お腹に異常な部分がないかを確認して診断します。
●過敏性腸症候群の治療
過敏性腸症候群は、お腹の症状としては普通の便秘や下痢と似ていますので、治療ではその症状を抑えるための飲み薬を使います。また、原因がストレスなど心の問題のことが多いため、抗不安薬や抗うつ薬などの薬を使うこともあります。
また、ココカラハートクリニックでは、過敏性腸症候群の患者さんに漢方薬を処方することもあります。漢方は全身から体の調子を整えるという考えの治療ですので、体と心の両方に問題が起こっている過敏性腸症候群には漢方薬は向いていることが多いのです。
ストレスの多い生活で便秘や下痢に
悩んでいる場合はクリニックへ!
過敏性腸症候群では、薬を使った治療のほかに、意識や行動を変えるための治療、リラクゼーション、精神療法、マインドフルネス、ストレスマネジメントなどの心理的な治療方法が有効で、カウンセリングで良くなる患者さんも多いのです。
ココカラハートクリニックでは、薬を使った治療のほかに、必要に応じて、苦手な状況になれていただく練習や訓練のようなもので、ストレスを感じる状況に慣れられるような治療も行っています。
過敏性腸症候群は心の問題も大きいので、内科と心療内科が連携を組んでで治療する意味があります。ストレスの多い生活で便秘や下痢に悩んでいる場合はココカラハートクリニックへ一度ご相談ください。
通院のお願いと注意点
今までストレスを感じていた状況に対して自信がつくまで薬をきっちりと続ける事が大切です。症状は直線的に良くならず、良くなったり悪くなったりを繰り返すことも多いので、焦らずに状態を見ながら治療していきます。