このような症状があったら、
「認知症」かもしれません
物忘れが多い
- >何度も同じことを言ったり聞いたりする
- >今切ったばかりの電話の相手の名前が思い出せない
- >しまい忘れ、置き忘れが増え、いつも探し物をしている
判断力・理解力の低下
- >計算や運転などのミスが増えた
- >話のつじつまが合わない
- >テレビ番組の内容を理解できなくなった
場所・時間が分からない
- >約束の日時、場所を間違える
- >慣れた道なのに迷うことがある
人柄が変わった
- >些細なことで怒りっぽい
- >周囲への気遣いがなくなった
- >自分の失敗を人のせいにする
不安感が強い
- >1人になると怖がったり、寂しがったりする
- >外出する時に何度も持ち物を確認する
- >「頭が変になった」と本人が訴える
意欲がなくなる
- >身だしなみに無頓着になる
- >好きなテレビ、趣味に興味を示さなくなる
- >ふさぎ込んでおり、何をするにも億劫がる
認知症では体験自体を忘れます
認知症とは、何らかの要因によって脳が委縮することなどが原因で、「認知機能(視覚や触覚などの五感など)」に障害が出ている状態のことです。
よく勘違いされやすいのですが、老化による物忘れと認知症は異なります。認知症になると、体験自体を忘れてしまい、ヒントを与えても思い出せません。認知症の方が食事したことを言われても思い出さないのは言われても体験していないように感じるからです。
一方で、認知症では忘れるだけでなく、上にあるように感情のコントロールが難しくなるケースが多いと言われます。
認知症はクリニックで診断と治療ができます
●認知症の検査・診断
「長谷川式認知症スケール」という認知症の検査方法があります。簡単な質問とそれに対する回答で、30点満点中20点以下の場合、認知症の疑いが高いとされます。
ただし、この点数だけで即「認知症」とは診断されず、CTやMRIなどの画像検査が必要となる場合もあります。
●認知症の治療
認知症を根本的に治すことはまだできませんが、専用の薬を飲むことで進行を遅らせることが可能です。
認知症の種類(アルツハイマー型、レビー小体型、血管性、前頭側頭型)によって、薬が異なる場合があります。また、薬以外にも認知のリハビリテーションや運動などで脳を活性化させます。
ココカラハートクリニックではたくさんのスタッフで
認知症の治療をサポートします
認知症の治療は症状により必要なケアが異なります。ココカラハートクリニックでは、身体の症状専門の内科医と、心の症状を専門とする心療内科・精神科医の両方で連携し、治療しています。
認知症は患者さんご本人だけでなくご家族と一緒に治療を進めます。日常生活で患者さんとご家族のコミュニケーションがうまくいかないと、患者さんの不安、症状の悪化、ご家族の心や体の負担などの問題も出てきます。
ココカラハートクリニックには、ケアマネジャー資格を持ち介護施設の経験もある看護師がいますので、介護のご相談をお伺いすることも可能です。臨床心理士も在籍しておりますので、ご希望がある場合はご家族のカウンセリングなどが可能です。
認知症のような症状があったらクリニックへ!
認知症は病状が進行していきます。残念ながら現代の医学では、認知症を根本的に治すことはできませんが、早めの対応で進行や悪化を防ぐことが期待できます。
また、似た症状があっても認知症ではなく脳の急性の病気の可能性もあり、早急な対処が必要な場合もあります。CTやMRIの検査が必要な場合は名古屋大学医学部附属病院やAOI名古屋病院(旧:名古屋逓信病院)などの連携病院をご紹介いたしますので、スムーズな検査が可能です。
いつもと少し違う、何かが気になる、といったことがあれば、お早めに専門機関までご相談ください。