
実りの秋、栗拾いや紅葉狩り、あるいは庭木の剪定など、戸外での作業やレジャーを楽しむ機会が増える季節です。
特に栗拾いの最中、鋭いイガグリのトゲが指先にチクッと刺さってしまった…そんな経験はありませんか?
また、DIYや庭いじりの際に、木くずの小さなトゲが刺さったまま、「このくらいなら大丈夫」と放置していませんか?
小さなトゲでも、放っておくと意外なトラブルにつながることがあります。
今回は、トゲの正しい対処法と、当院での治療についてお話しします。
Q1. なぜトゲは放置してはいけないのですか?
A. 小さなトゲでも、放置すると細菌が入り込んで炎症を起こし、化膿してしまうことがあります。
また、トゲが深く刺さった場合、神経や腱を傷つけてしまう危険性もあります。
特に、足の裏に刺さったトゲは、体重がかかることでさらに深く食い込み、痛みが悪化したり、歩行に支障をきたしたりすることがあるため、注意が必要です。
Q2. 自宅でできるトゲの抜き方は?
A. ご自宅でトゲを抜く際は、ピンセットを使い、必ず消毒してから行いましょう。
トゲが皮膚の表面に出ていれば、丁寧に引き抜きます。しかし、無理に押し出したり、針などでほじくったりするのは絶対にやめてください。
かえってトゲが奥に入り込んだり、皮膚を傷つけて感染症を引き起こす原因になります。
Q3. どんな場合に皮膚科を受診すべきですか?
A. 以下のいずれかに当てはまる場合は、無理をせず皮膚科を受診してください。
- トゲが深く刺さって、ご自身で抜けない場合
- 刺さった箇所が赤く腫れたり、ズキズキと痛んだりする場合
- トゲが刺さってから時間が経ち、化膿している場合
- ガラスの破片や金属片など、特殊な異物が刺さった場合
🩺 当院での治療について
当院では、ピンセットで抜いたり、専用の器具を使って丁寧にトゲを取り除いたりします。感染のリスクや痛みを最小限に抑え、安全に処置を行いますのでご安心ください。
名古屋・栄エリアで心身のお悩みなら、久屋大通駅1A出口スグのココカラハートクリニックへ。
心療内科、精神科、内科、皮膚科に加え、同フロアのココカラウィメンズクリニック(婦人科)とも連携。
ひとつの場所で心と体をトータルサポートできるのが強みです。
この記事を書いた人
皮膚科専門医 野尻 万紀子
診療日 毎週月曜日午前
ココカラハートクリニックでは、皮膚科診療を行っています。
診療日は毎週月・木曜日の10時~13時です。
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