☆高山病/中編☆高山病は誰でもなるの? 子ども・高齢者の高山病リスクと注意点

皆さん、こんにちは!ココカラハートクリニック院長の伊藤です。

前編では、高山病の基本的な症状や発症の目安についてご紹介しました。

今回は、「高山病にかかりやすい人」に焦点を当て、特に子どもや高齢者が高山病になるリスクや、その注意点について詳しくお話しします。


Q1:高山病にかかりやすい人ってどんな特徴があるの?

A1: 高山病にかかりやすいかどうかは、個人差が非常に大きいです。

遺伝など生まれつきの体質が関係していると言われています。

トレーニングをしたからといって、必ずしも高山病にならないわけではありません。

また、その日の体調も大きく影響します。

睡眠不足や疲労がある場合、短時間で急に高度を上げる場合も高山病になりやすい傾向があります。

一度でも高山病になった経験のある方は、再びかかるリスクが高いと考えて良いでしょう。

普段、標高の低い場所に住んでいる人も高山病になる可能性が高いと言われています。

ご自身の体質や体調を把握し、無理のない計画を立てることが大切です。


Q2:子どもは高山病になりやすいの? どんなことに注意すればいい?

A2: はい、子どもは大人に比べて高山病にかかりやすい傾向があります。

子どもは倦怠感や食欲不振などの症状をうまく表現できない場合があるため、保護者の方が注意深く様子を観察してあげることが大切です。

  • 見た目の変化に注意: 顔色が青白い、唇や手が白紫っぽいなどの変化がないか確認しましょう。
  • 標高に注意: 小学生未満のお子さんは、標高3,000m以上の場所は避けるのが賢明です。
  • 無理をさせない: 症状が見られたら、決して無理をさせず、すぐに高度を下げる決断をしましょう。
  • ゆっくり行動・水分補給: ゆっくりと行動させ、こまめな水分補給も忘れずに。

Q3:高齢者の高山病も注意が必要?

A3: はい、高齢者の方も高山病に注意が必要です。

通常は標高2,000m以上で発症しやすくなりますが、高齢者の場合は標高1,500m以上から発症する可能性が高まることがあります。

心臓や肺に持病がある方は、低酸素状態が病状を悪化させる危険性もあるため、事前に医師に相談しましょう。

  • 酸素ボンベの検討: 緊急用の酸素ボンベを持参するのも安心ですが、重さがあるため持ち運びが難しい場合もあります。
  • パルスオキシメーターの活用: 軽量なパルスオキシメーター(血液中の酸素飽和度を測る機器)を持参し、体調を確認しながら行動するのもおすすめです。
  • グループ行動: 信頼できる登山ガイドやグループでの行動も検討しましょう。

ココカラハートクリニックの「高山病外来」

高山病は、適切な知識と準備があれば、そのリスクを大きく減らすことができます。

ココカラハートクリニックでは、皆さんが安全に登山や旅行を楽しめるよう、「高山病外来」を開設しています。

予防薬の処方も行っておりますので、この夏に高山地域への旅行や登山を計画されている方、高山病が心配な方は、お気軽にご相談ください。

ご予約は予約専用ダイヤル 052-959-3553までお電話ください。

院長外来で対応させていただきます。

次回のブログ【後編】では、具体的な高山病の予防法と、症状が出た場合の対処法について詳しくお話しします。ぜひご覧ください!


この記事を書いた人

ココカラハートクリニック
院長 伊藤 義浩
(日本医師会認定スポーツ医)

院長診察日(高山病外来対応)

・午前:月・水・木・金・土曜日
・午後:月・水・金曜日

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