少しずつ寒さが和らぎ、新年度が近づいてきました。
人によっては異動や転職、引っ越し、お子さんの進学など環境がガラリと変わる方もいらっしゃるかもしれません。
心理学ではこのような人生に大きな変化をもたらす出来事のことを“ライフイベント”と言います。
望まぬ環境の変化でストレスが高まることは想像しやすいと思いますが、実は昇進や結婚といったポジティブな出来事も身体的・精神的なストレス源になることが研究で明らかとなっています。
嬉しいはずの変化なのにストレスを感じるのはどうしてなのでしょうか。
私たちは、慣れ親しんだ環境では多くの行動を無意識でこなしています。
挨拶の口調や話しかけるタイミング、相手との距離感などを今まで関わった経験から自動的に判断できるからです。
しかし、新しい環境ではそれらすべてを意識して行う必要があります。
『今、話しかけてもいいかな…』
『聞きたいことがあるけどこの人に質問しても大丈夫かな…』
といった考えが一日中ぐるぐると頭の中をめぐり、強く疲弊してしまいます。
環境が変わってから慣れるまで異常に疲れる気がする、というのは、環境に適応するためにエネルギーを使っている証拠なのです。
こうした環境変化の場面では
『人に迷惑をかけてはいけない』
『早く完璧にできるようになる必要がある』
といった思考が強まりやすい傾向にあります。
完璧主義な方や周囲の反応を気にしやすい方はよりエネルギーを消費するため、疲れが蓄積しやすいのです。
では、どんなことに気を付けるとよいのでしょうか。
重要なのは、新しい環境に慣れるまでには時間がかかり、調子は悪くなると認めてしまうことです。
一般的に、環境に慣れるまでには3ヶ月ほどかかると言われています。
それなのに、数週間で慣れなくてはいけない、と目標を高く設定してしまうと、ご自身を必要以上に追い詰めることになってしまいます。
そのため、慣れるまでの期間は疲れがいつも以上に溜まっているという前提で生活の計画を立てましょう。
ご飯や掃除、洗濯などが満足にできなくても仕方ない、今はそういう時期だから、という考え方が心身のスムーズな回復に繋がります。
多くの場合、徐々にストレスは減っていきますが、エネルギーを使い果たしてしまい適応障害やうつ状態になってしまう人も少なくありません。
・眠れない日が続く
・出勤や外出がしんどい
・食欲が低下している
・涙が止まらなくなる
これらの状態が続いている場合は、どうか一人では抱え込まずココカラハートクリニックまでお気軽にご相談ください。
ココカラハートクリニックのご予約はWebからが便利です!
