
Q1:「乾燥性のかゆみ」はなぜ夜、布団に入ると特にひどくなるのですか?
A1: 夜間にムズムズとしたかゆみが襲ってくるのは、体温の上昇と乾燥が関係しています。
体温の上昇と血行促進: 布団に入り体が温まると、血行が良くなります。この血行促進が、乾燥で敏感になっている皮膚の神経を刺激し、かゆみを強く感じさせてしまうんです。
皮膚の乾燥の進行: 暖房や寝具で室温が上がると、皮膚の水分がさらに蒸発し、乾燥が進行します。
このかゆみを掻いてしまうと、皮膚が傷つき、さらに炎症が広がる「皮脂欠乏性湿疹」に悪化してしまいます。掻けば掻くほどかゆくなる、という悪循環に陥ってしまうんですね。
Q2:夜間のかゆみを軽減するために、入浴時や就寝前にできる工夫はありますか?
A2: 大切なのは、体を温めすぎず、肌の水分を逃がさないことです。
入浴の見直し: 熱いお湯(42℃以上)は皮脂を奪い乾燥を加速させます。38℃〜40℃程度のぬるめのお湯で短時間で済ませ、ナイロンタオルでゴシゴシ擦るのは絶対に避けてください。
即時保湿: お風呂から上がったら、肌の水分が蒸発し始める5分以内に、保湿剤を全身に塗りましょう。乾燥しやすいすねや背中、腰周りは重ね塗りがおすすめです。
かゆみ対策: どうしてもかゆくて我慢できない時は、掻かずに保冷剤や冷たいタオルで患部を数秒間冷やすと、神経が麻痺してかゆみが和らぎますよ。
Q3:市販の保湿剤では追いつかない、強いかゆみは皮膚科で治せますか?
A3: はい、皮膚科ではかゆみの悪循環を根本から断ち切り、肌を健康な状態に戻すための治療を行います。
炎症を抑える外用薬: 掻き壊しなどで炎症が起きている場合は、症状と部位に合わせた適切な強さのステロイド外用薬を処方し、炎症を迅速に鎮めます。
内服薬によるサポート: 夜間のつらいかゆみを抑え、安眠できるよう、眠気の出にくい抗ヒスタミン薬などを処方します。
医療用保湿剤: 保湿力が高く、バリア機能を回復させる効果が期待できるヘパリン類似物質などの外用薬を、乾燥の程度に合わせて処方し、ご自宅での正しい塗り方指導も行います。
かゆみは我慢せず、早めに専門医にご相談ください。
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心療内科、精神科、内科、皮膚科に加え、同フロアのココカラウィメンズクリニック(婦人科)とも連携。
1つの場所で心と体をトータルサポートできるのが強みです。
この記事を書いた人
皮膚科専門医 野尻 万紀子
診療日 毎週月曜日午前
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診療日は毎週月・木曜日の10時~13時です。
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