高山病②

みなさん、こん**は。

院長の伊藤です。

ココカラハートクリニックのブログをご覧頂きありがとうございます。

今回は高山病が発生するメカニズムや原因についてお話します。

高山病になりやすい条件がいくつかありますが、体質によってなりやすい人もいます。

特に、子供や高齢者は高山病にかかりやすいので注意が必要です。

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高山病が起こる原因は同じでも、発症しやすい人としにくい人がいます。高山病になりやすい人の特徴や注意点を知り、予防に努めましょう。

■高山病の原因と発症のメカニズム

標高が高くなるにつれて、大気中の酸素量や気圧は低下します。空気が薄くなるため、体内で使える酸素が少なくなることが、高山病の発症原因です。

たとえば、海抜0mの場所と比べると、富士山の山頂では、空気圧が3分の2ほどになります。

また、気温の低下や紫外線の増加なども、高山病の発症に関係するといわれています。

運動をして汗をかくことで、水分が奪われやすくなるのも、高山病を発症する原因の一つ。

こうした環境の変化に体がうまく順応できないと、高山病の症状が現れてくるのです。

■高山病にかかりやすい人

同じ環境に置かれても、高山病になる人とならない人がいます。高山病になりやすいかどうかは個人差が大きく、遺伝など生まれつきの体質が深く関係しています。

トレーニングをしても、効果が現れない場合もあります。

またその日の体調によっても高山病になりやすい場合があります。

しっかりと睡眠、休息をとって登山計画をたてるとよいと言われています。

その他にも時間をかけてゆっくり登山するのに比べて、短時間で登る場合にも注意が必要です。

ただし、高山病になりやすい体質かどうかを、検査で調べることはできません。

一度でも高山病になった経験のある人は、再びかかるリスクは高いと考えてよいでしょう。

また、標高が低いところに暮らしている人は、高山病になる可能性が高いといわれています。

■子供や高齢者は特に注意

子供は、成人に比べて高山病にかかりやすい傾向があります。

そのうえ、高山病の症状である倦怠感や食欲不振などを、うまく表現することができません。

子供を連れて標高の高い場所へ行くときには、保護者が子供の様子をしっかりと観察することが大切です。

さらに、高齢者も高山病に注意してください。

通常は、標高2000m以上になると高山病を発症しやすくなりますが、高齢者の場合は、標高1500m以上から発症する可能性が高くなるのです。

高齢者が標高の高いところへ行く際には、緊急用の酸素ボンベを持参すると安心です。

しかし、酸素ボンベは重さが3キロほどあり、背中に背負うリュックタイプでもかさばるため、高齢者が自力で持ち運ぶのは難しいかもしれません。

高齢者が標高の高い場所へ登山に行く際には、信頼できる登山ガイドとともに、グループで行動することをおすすめします。

なお、血液中の酸素飽和度を測定できるパルスオキシメーターなら、軽量でかさばることもありません。

持参して、血液中の酸素濃度や脈を確認しながら登山するとよいでしょう。

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高山病の症状、予防については、シリーズで解説していきます。

当院では『高山病外来』にて予防薬を処方しています。(保険外診療)

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この夏、南米やアジアの標高の高い地域に旅行を計画されている方や、国内の登山でも高山病の既往や、高山病が心配な方は、

一度当院の『高山病外来』にお問合せください。

当院の内科外来で対応させて頂きます。

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