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高山病③

みなさん、こん**は。

 

院長の伊藤です。

 

ココカラハートクリニックのブログをご覧頂きありがとうございます。

 

シリーズの高山病。

 

今回は高山病にかかった際の治療法についてです。

 

重要なのは「安静」「酸素吸入」「すみやかな下山」です。

 

症状に応じて有効な薬もあるので、あらかじめ確認しておくとよいでしょう。

 

 

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高山病は、重症にならなければ、適切な治療によって回復します。

 

初期症状のうちに行うべきこと、回復が見込めないときの対処法を知り、重症化を防ぎましょう。

 

 

■高山病にかかったら安静第一

 

高山病の症状が現れ始めたら、まずは安静にしなければなりません。

 

保温と酸素吸入をしながら経過を観察すれば、1~2日以内で治まるケースがほとんどです。

 

症状が改善しなければ、迷わずに標高の低い所へ降りてください。症状があるうちは、それ以上標高の高い所へ移動してはいけません。

 

標高が3500m以上の場所にいるときや、症状がひどい場合には、酸素吸入が欠かせません。

 

酸素吸入は早めに行うのが有効です。

 

頭痛をはじめとした高山病の症状は、低酸素による血管の膨張と収縮で起こっています。

 

不足している酸素を吸入することができれば、症状の改善が見込めるでしょう。

 

 

■高山病の対症療法

 

高山病によって軽い頭痛が起きている場合は、アセトアミノフェンやイブプロフェンなどの鎮痛剤を服用するとよいでしょう。

 

頭痛にその他の症状が加わっている場合には、脳を刺激する作用のある、ダイアモックスの服用が有効です。

 

これにより、低酸素状態に順応していない脳の呼吸中枢を刺激し、呼吸を促して取り込む酸素の量を増やします。

 

また、脱水を防ぐために、いつも以上に水分を摂取するよう心がけてください。

 

脱水により増えやすい血栓ができないよう、少量のアスピリンを服用してもよいでしょう。

 

肺水腫が起きている場合には、肺動脈の血圧を一時的に下げるための、ニフェジピンという薬が使われます。

 

脳浮腫に対して用いられるのは、デキサメサゾンという薬です。

 

ただし、医療機関もしくは医師の指示のもとでしか用いることができません。

 

どの薬であっても、薬の種類や持病によって、体に悪影響を及ぼす可能性があります。

 

医師にあらかじめ確認しておき、自己判断での服用は避けてください。

 

 

■すみやかな下山が大切

 

安静にしていても呼吸困難がみられる、あるいは、脈拍数が120以上ある場合には、酸素吸入をしながらすみやかに下山する必要があります。

 

酸素吸入が不可能な状態、または、酸素吸入をしても症状が改善されない場合には、最低でも標高760mの場所まで高度を下げなければなりません。

 

初期の高山病の症状を放置しておくと、命の危険がある脳浮腫や肺水腫を発症する可能性が高まります。

 

脳浮腫や肺水腫の症状がみられる場合には、大量の酸素を吸入し、すぐに下山してください。

 

そして、集中治療を受けられる医療機関を受診しましょう。

 

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高山病の症状、予防については、シリーズで解説していきます。

 

当院では『高山病外来』にて予防薬を処方しています。(保険外診療)

 

予約専用ダイヤル 052-959-3553までご予約下さい。

 

この夏、南米やアジアの標高の高い地域に旅行を計画されている方や、国内の登山でも高山病の既往や、高山病が心配な方は、

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当院の内科外来で対応させて頂きます。

 

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