
最近、「足の指が痒くて皮が剥ける」「足の裏に水ぶくれができる」といった症状で来院される方が増えています。
これらは、もしかすると水虫(足白癬)かもしれません。
高温多湿な環境を好む水虫菌は、靴を履くことで足が蒸れやすくなる夏に繁殖しやすくなります。
しかし、「水虫の薬を塗っているのに悪化する」という場合は、薬によるかぶれや、別の皮膚疾患(汗疱、汗疱状湿疹、掌蹠膿疱症など)の可能性もあります。
自己判断で市販薬を使い続けると、かえって症状が悪化してしまうことも少なくありません。
気になる症状がある場合は、一度皮膚科を受診して、顕微鏡で検査することをおすすめします。
Q&Aで学ぶ!「水虫」について知っておきたいこと
Q1. 水虫って、やっぱり痒いんですよね?
いいえ、必ずしも痒いとは限りません。水虫にはいくつかのタイプがあり、特に足の裏の角質が厚くなる角化型と呼ばれるタイプは、ほとんど痒みがないことが多いです。「痒くないから大丈夫」と放置してしまうと、菌が爪にまで広がり、ご家族に感染させてしまう可能性もあります。症状がなくても、早めの治療が大切です。
Q2. 症状がなくなれば、薬を塗るのをやめても大丈夫ですか?
これは絶対に避けてください。水虫は、症状が消えた後も菌が残っていることがあります。再発を防ぐためには、症状がなくなってからも最低1ヶ月は塗り薬を続けることが大切です。毎日、お風呂上がりに足の指の間、爪の周り、足の裏全体に薬を塗るのを習慣にしましょう。
Q3. 水ぶくれや皮剥けは、自分で取ったほうがいいですか?
水ぶくれを潰したり、皮を剥いたりするのはやめましょう。皮膚を傷つけると、そこから細菌が入って「とびひ」のような二次感染を起こし、赤みや痛み、膿(うみ)が出てしまうことがあります。こうなると水虫の薬では治せません。別の治療が必要になることもありますので、水ぶくれや皮剥けは触らず、そのまま薬を塗ってください。
日常生活でできる水虫対策
- 足を清潔に保つ:毎日、石鹸で足の指の間まで丁寧に洗い、しっかりと乾かしましょう。
- 足の蒸れを防ぐ:できるだけ裸足で過ごす時間を増やし、靴は同じものを毎日履かないようにしましょう。
- 家族への配慮:スリッパや足ふきマットは共有せず、こまめに洗濯しましょう。皮膚のくずや爪の切りくずにも菌がいるため、こまめに掃除することも大切です。
水虫は根気よく治療すれば治る病気です。「もしかして水虫かな?」と思ったら、早めに皮膚科にご相談ください。爪が厚くなっていたり、全身に広がっていたりする場合は、飲み薬などが必要になることもありますので、全身の状態をチェックすることも大切です。
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この記事を書いた人
皮膚科専門医 野尻 万紀子
診療日 毎週月曜日午前
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