
Q1:冬のフェイスラインのニキビは、なぜ治りにくく、悪化しやすいのですか?
A1: 冬の大人ニキビは、単なる皮脂の過剰分泌ではなく、「乾燥」と「マスク摩擦」という複合的な要因で発生・悪化します。これが治りにくい理由なんです。
◎マスクによる摩擦と乾燥
マスクがフェイスラインに当たることで、常に微細な摩擦が生じ、肌のバリア機能が傷つけられます。さらに、マスクを外した瞬間に内部の水分が一気に蒸発し、肌が極度に乾燥します。乾燥すると角質が硬くなり、毛穴の出口が詰まりやすくなって、ニキビができてしまうんですね。
◎アルカリ性への傾き
マスク内の蒸れは、肌のpH値をアルカリ性に傾けがちです。実は、ニキビの原因菌はこのアルカリ性の環境で増殖しやすいんです。
あなたも、マスクのゴムが当たる部分や、顎の下ばかりニキビができる経験はありませんか?
Q2:繰り返すニキビを防ぐために、日常生活で注意すべきセルフケアは何ですか?
A2: ニキビがある時こそ、「攻めるケア」ではなく「守るケア」が非常に重要です。
◎徹底的な摩擦回避
洗顔時は泡をクッションにしてゴシゴシ擦らず、そっと洗いましょう。また、タオルで顔を拭くときも、水分を押し当てるように拭き取ってください。
◎保湿の徹底
ニキビがあるからといって保湿を怠るのはNGです。乾燥こそニキビの悪化原因です。ノンコメドジェニック(ニキビができにくい処方)の化粧品を選び、水分と油分をバランス良く補ってバリア機能を守りましょう。
◎マスクの工夫
肌当たりの優しい布やシルクのインナーマスクを不織布の下に挟むだけでも、摩擦刺激をかなり軽減できますよ。
Q3:セルフケアで治らない大人ニキビに対して、皮膚科ではどんな治療法がありますか?
A3: 繰り返す大人ニキビは、自己流ケアではなかなか完治しません。ニキビ跡を残さないためにも、皮膚科での専門的な治療が有効です。
◎外用薬による根本治療
毛穴の詰まりを解消するアダパレンや、抗菌作用と角質剥離作用を持つ過酸化ベンゾイル(BPO)などの保険適用の外用薬を、ニキビの状態に合わせて正しく使用することで、ニキビの根本にアプローチします。
◎面皰圧出(めんぽうあっしゅつ)
詰まったニキビの芯を、清潔な環境で専用器具を使って除去することで、治りを早め、炎症の拡大を防ぎます。
◎内服治療とスキンケア指導
炎症がひどい場合は抗生剤の内服や、肌の代謝を助けるビタミン剤などを処方します。同時に、あなたの肌質に合った正しいスキンケア方法を丁寧に指導しますので、一緒にニキビのできにくい肌を目指しましょう!
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この記事を書いた人
皮膚科専門医 野尻 万紀子
診療日 毎週月曜日午前
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