
Q1:冬場、水仕事をする人の手荒れ(手湿疹)が悪化する主な原因は何ですか?
A1: 手湿疹は、水仕事や手洗い、アルコール消毒など、日常生活の刺激が積み重なって発症します。特に冬場に悪化するのは、「熱いお湯」と「空気の乾燥」が大きな要因です。
◎熱いお湯による脱脂
冷たい水が辛いからと、熱めのお湯で食器を洗ったり手を洗ったりしませんか?熱いお湯は、肌の表面にある必要な皮脂(天然の保護膜)を過剰に洗い流してしまい、肌のバリア機能を大きく低下させます。
◎乾燥
外気や暖房で空気が乾燥し、バリア機能が壊れた手から水分がどんどん蒸発していきます。
ひび割れて痛い「あかぎれ」も、このバリア機能の破壊が進行した状態なんですよね。
Q2:手荒れを防ぐために、水仕事の際に絶対に守るべき対策は何ですか?
A2: 手への「刺激を極力減らす」ことが、最も重要で効果的な予防法です。
◎予防の徹底
水仕事をする際は、必ずゴム手袋を着用してください。ゴムアレルギーがある方は、その下に綿の手袋(インナー手袋)を挟むと肌への刺激を軽減できます。
◎水温洗い物や手洗いは、熱いお湯ではなく、ぬるま湯(体温より少し低いくらい)を使いましょう。
◎保湿の習慣化
手洗い後や水仕事の直後、そして寝る前には、必ずハンドクリームや保湿剤を塗る習慣をつけましょう。
Q3:市販薬では治らない手湿疹・あかぎれに対して、皮膚科ではどんな治療ができますか?
A3: 炎症を鎮めてバリア機能を回復させるための、専門的な治療をご提案します。
◎炎症の鎮静
赤みやかゆみ、ひび割れが強い場合は、症状の程度に合わせたステロイド外用薬を処方し、炎症を速やかに抑えます。正しい使用方法を指導しますので、ご安心ください。
◎バリア機能の修復
保湿力の高い医療用保湿剤(ヘパリン類似物質など)や、硬くなった角質を柔らかくする作用のあるクリームなどを処方し、肌の回復をサポートします。
◎ナイトパックの指導
寝る前に保湿剤をたっぷり塗って綿手袋をして寝る「ナイトパック」は、重度の手荒れに非常に効果的です。この方法についても詳しくアドバイスいたします。
我慢してひび割れを広げると、治療が長引いてしまいます。早めに受診して適切な治療を始めましょう。
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心療内科、精神科、内科、皮膚科に加え、同フロアのココカラウィメンズクリニック(婦人科)とも連携。
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この記事を書いた人
皮膚科専門医 野尻 万紀子
診療日 毎週月曜日午前
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